ある合一会員の訃報

合一会事務局をしていると会員の異動について連絡をいただきます。住所変更の他に会員の家族・友人からの訃報も受けます。
初夏に発行の会報の訃報欄に掲載することになりますが、先月にかなり若い会員さんの訃報を受けました。その方は12年前の卒団ですから30歳代半ばでしょう。当時の定演パンフを見るとアルトのPLをされていました。
福祉社会学科卒で高校福祉科教員でしたが、卵巣がんで手術するも転移があり治療できず亡くなられたとのこと。4歳の娘さんを残して…。この報告を受けて色々と思ってしまいます。

# 30歳台の若さでしかも幼い娘さんを残して先立たれて本当に心残りだったことでしょう。
# 残されたご家族は父子家庭となられます。母親を亡くした幼い娘さんは本当に可哀そうですし、お連れ合いの方についてはこれから父親一人で娘さんを育てていくということになればどれほど大変なことか。私も娘を持つ父親ですからどうしてもそう思ってしまいます。特に思春期になった娘は父親の手にとてもおえないこともあると経験上思います。
# ガン患者となられたご本人さんは、つらい日々だったと思います。おそらく体調不良か何かで病院で検査を受けられ、結果はまさかのガン告知。結婚して可愛い娘を授かってそれまで幸せな家族生活を送っていたのに突然のガン告知です。その時点から近い将来の死を常に意識して暮らすことになります。自分のことだけでなく残された家族のことも心配で、先立たれる日まで苦しい日々を送られていたことでしょう。

ご本人さんには今まで会ったことがありませんのですが、同じ府大合唱団で青春の楽しい日々を送った者として彼女の悲劇的な人生の終わり方を深く心に受け止めました。
月並みな言い方しかできませんが、ご冥福をお祈りいたします。

user.png C’77卒石田(事務局長) time.png 2022/02/19(Sat) 06:24 No.464
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