演奏会の表紙から〜編集長のコメント

<第10回演奏会>
◆1967年記念すべき第10回定演のプログラムです。申し訳ないですが私にはこの表紙の図柄が何のことか分からないのです。曲線でクラゲのような感じがしますが、何なんでしようね?お教え願えれば有難い。それと表紙の左上の文字は「10TH PERIOD CONCERT」となっており、定期演奏会の意味で使っている「ANNUAL CONCERT」とはなってません。このピリオド・コンサートというのはどう訳せばよいのでしょうか、英和辞書を見たのですが分かりませんでした。これもどなたかお教えを。
◆会場は勤労会館で、記念の合同演奏はシューマン「流浪の民」とヘンデル「ハレルヤ・コーラス」でした。5ステージの真ん中の3ステージ目が合同演奏で、指揮は卒業して2年経っている日浦さんが振っておられます(伴奏は後に日浦夫人となる小山由美子さん)。日浦さんとは別に客演指揮者はOBのW12土田和彦さんで、2ステージ目に清水脩「日本民謡集」と5ステージ目に組曲「水のいのち」を振っておられます。
◆この写真は第10回定演プログラムの2・3ページです。2ページの上には学歌を四番まで印刷し、下には団のステージ上の写真。3ページの「ごあいさつ」は上が小堀憲学長で、下が団のものです。次ページ以降でプログラムと曲目紹介があって、その最後にプロフィールと団員名簿となっています。
◆プロフィールにはこう書いてあります。「現在、団員50名足らず。合唱団が始まって以来、今日までの伝統的な悩みであります男性不足が、今年は非常に深刻な問題として、私たちの上に波紋を投げかけています。しかし、女声が多いためでしょうか、合唱団は、和気藹々とした雰囲気に包まれています。ここ十年間の歩みを簡単にたどってみましょう。……」
◆世の動き…吉田茂元首相死去国葬、革新美濃部都政発足、ミニスカート流行・ツィッギー来日、ベトナム戦争激化、中国で劉少奇とケ小平失脚、洋画『007は二度死ぬ』 《言葉》アングラ、フーテン族、カニ族、ハタハッハ