◆1972年第15回定演。この年のプログラムは定演史上初めて印刷屋に頼まずに、自分たちの手で刷った。写真の通りA4とA5の紙1枚ずつをそれぞれ両面刷りして、A4を半分に折ってA5をその間にはさみ込んだものである。紙は画用紙より厚めの紙を用い、それに謄写版印刷したと思われる。手書きであったので細かい字が書けず、またA5サイズで6ページのみだったので、プログラムの内容は全4ステージのプログラムと曲目解説、団員名紹介のみであった。団紹介やパート紹介、幹事長挨拶などの掲載はスペース的に無理であった。
◆字は当時1回生の村上知子さんが書かれました。大変読みやすい字で丁寧に書かれています。表紙の絵のほうはどなたが描かれたのか不明で、W24の東さんに問い合わせたところ、色々と手を尽くして調べてくださったのですが、不明でした。東さんどうもありがとうございました。この絵は、この年の二年前に開催された大阪万国博覧会の「太陽の塔」のアレンジに私には見えるのです。皆さんはどう思われますか?
◆プログラムの宣伝欄は写真の左下にある「テス飯島舞台写真」のみであった。この前回、第14回定演のプログラムでは「煖」「質ムカデヤ」「河合昇酒店」「松びし食堂」「純喫茶ドリアン」「永平酒店」「こうず食堂」「力餅食堂」「京都府婦人センター」など18件あったものがたった1件になっている。これは手作り印刷でプログラム代費用が大幅に減ったためであろう。
◆今回で客演指揮者4年目の日浦さんは1ステの宗教小品集(ピアノ伴奏は由美子夫人)と4ステのモーツァルト「ミサ・ブレビス」を振っておられます。
◆世の動き…田中角栄内閣発足、日中復交、連合赤軍浅間山荘立てこもり、沖縄が祖国復帰、グァムで元日本兵横井庄一氏発見、林彪が毛沢東暗殺失敗後墜落死 《言葉》総括(連合赤軍)、あっしには関わりのねえことで…、列島改造
《府大では》5号館(家政学部)竣工。わが大学の大事件、授業時間の変更がありました。従前は8:30から100分授業で16:30終了だったのが、次のような授業時間割になりました…1時限目9:00-10:30、2時限目10:40-12:10、3時限目13:10-14:40、4時限目14:50-16:20
|