演奏会の表紙から〜編集長のコメント

<第16回演奏会>
◆1973年第16回定演でもプログラムは手作りとしました。これは先にW24東さん(実は下記に出てくるアルチューの一員ということは秘密にしてください)が触れてくださったとおりです。今度のものは表紙・裏表紙を一枚の色画用紙として、B4の白紙に片面印刷したもの6枚を半折りしてその色画用紙に挟み込んでホチキスとめしたものでした。表紙は当時1回生の私(C25石田)が言い出してシルクスクリーンで重ね印刷したものでした。今から見れば表紙の色が茶色で地味すぎたなと思っております。各ページは謄写版印刷したものです。写真右が表紙で、左は見えにくいですが、ガリ版で印刷した3〜5ステージのプログラムです。
◆前回と比べページ数が多かったので、幹事長挨拶もパート紹介も団紹介も復活しました。パート紹介はたぶんPLの著作でしょうが次の通りです。Sop…「文字通り、女の子の集団って感じのパート」「オレンジ、ピンク、イエローetc.えのぐ箱をひっくり返したようなにぎやかさ」「合唱団の平均年齢を一生懸命下げでいるパート(ついでに音も?)」「おまけに2回生がチビッコぞろいのパート」 
◆Alt…府大合唱団きっての女傑ぞろいである。ある者は警察の事を「ポリ公」と呼び、ある者は、コンパと言えば必ず顔を出し、又ある者は黒人霊歌を歌うとなれば、つばをとばし、髪振り乱してノリまくる。アルチュー(アルト2回生)コンパにいたっては、恥ずかしながら2升をまたたく間に空にし、翌朝10時からは何事もなかった如くスバラシイ美声で練習に励む、とまあ、あげればキリがないのである。
◆Ten…“ニグロ○○”“ラッキーXX”“トロン△△”“ムーミン・・”等、意味深なニックネームを持つ人物の集まりであるテナー。 Bass…男の中の男達を自認するわれわれベースは、まじめさで凝り固まっている者から、「ミサ」マニア、奇人、酒飲みまでありとあらゆる種類の人間が集まっています。
◆この定演で初めてポピュラーステージを持ち、それが好評で(特に最後の『ケサラ』は会場と共によく盛り上がりました)その後の我が団の定演での定番ステージとなってます。そして学生指揮者が3人と客演指揮者で合計5ステージとかなりのボリュームの定演となりました。まず第1ステは、我が団初の女性指揮者藤原さんの日本民謡。変則的なことに日浦客演指揮者の宗教曲ヘンデル『ベルサザール』のステージが最終ステでなく中休みの前の第2ステとなっています。そして初のポピュラーステは中休み後の第3ステとなってます。次いで第4ステは岡村さんの多田武彦「太海にて」、第5ステは岡本さんの黒人霊歌でした。アンコール曲は何だったかな?誰か覚えていませんか。
◆世の動き…円が変動相場制へ、第4次中東戦争による石油危機、江崎玲於奈にノーベル物理学賞、日本列島改造論、パンダが上野動物園に、ベトナム和平協定調印、洋画『ゴッドファーザー』、カザルス(96)死去 《言葉》恍惚の人、ジッと我慢の、お客様は神様です、節約は美徳 《府大では》短期大学部で生活経済科発足(新定員…国語科60、被服科60、生活経済科40)。軽音楽部練習場確保要求の紛争で処分問題めぐり一ヶ月以上授業ボイコット。