◆1981年第24回定演プログラムの表紙(左側)とプロフィールのページ写真です。プロフィール写真は上から真面目に写りすぎた日浦氏、二段目が客演ピアニストの坂田誠康氏、三段目が学生指揮者の河端康氏。四段目が学生指揮者の辻和明氏で、その彼の紹介文は「本日のコンサートの幕開けを飾る指揮者が彼です。大胆さと同時に体重○kg、身長180cmという大柄な体格からは、ちょっと想像できないようなナイーブな面をも持ち合わせており、そのためか、1回生の女声の間で圧倒的な支持を得ているそうです」。 ◆1ステが辻氏指揮のアメリカ民謡「I’ve
been working on the railroad」「Wait for the wagon」「Carry me back to Old
Virginy」「Coney Island Baby」「Nelly
Bly」。2ステが川端氏指揮の「さすらう若人の歌」、この曲はマーラー作詞作曲の原曲を日浦氏が合唱曲に編曲したものです。3ステがポピュラーステージ「雨」で、雨を歌った曲数曲。4ステがモーツァルト「戴冠ミサ」をピアノ伴奏で日浦氏指揮。 ◆パート紹介のページから各パートから他のパートへ一言。Sop…アルトへ「どこからその“おばんくささ”が出てくるのですか?」、テナーへ「少人数で、ソプラノ以上の声を出さないで下さい」、ベースへ「デリカシーのないのを何とかしてください」。 ◆Alt…ソプラノ「ぶりっ子、この一言に尽きます」、テナー「少人数にもめげず、大声を張り上げては“あーしんど”。ご苦労様!」、ベース「他のパートはお構いなしのマイペース集団。ここがうまくいくか否かで、ずいぶんアンサンブルに影響するのです」。 ◆Ten…ソプラノ「指揮者に幼稚園の先生になった気分を味わわせてくれる人たち」、アルト「指揮者にお経を聞いている気分を味わわせてくれる人たち」、ベース「指揮者に別の音楽を聴いている気分を味わわせてくれる人たち」。 ◆Bas…「ソプラノよ、もっと大人になれ」、「アルトよ、もっとしっかり発音しろ」、「テナーよ、がんばれ」 ◆世の動き…ノーベル化学賞に福井賢一教授、地下鉄烏丸線開業、女性銀行員オンライン操作で1億3千万円詐取して海外逃亡、サダトエジプト大統領暗殺、ポーランドで戒厳令「連帯」ワレサ氏軟禁、レーガン政権発足、「赤い旅団」等のテロ続発、指揮者ベーム(86)死去、『窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子) 《言葉》なめネコ、ぶりっ子、えぐい
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