演奏会の表紙から〜編集長のコメント

<第25回演奏会>
◆1982年25回定演プログラム表紙。この定演は全部で3ステージで、なんと、第1ステージがポピュラーステージなのである!1ステがポピュラーというのは団史上この定演のみであります。この年代の頃はオープニング曲は「歌え若人」で、元気よく演奏会が始まるのだが、この定演ではドビュッシーの「月の光」の優雅で叙情的なメロディーでいきなり始まっている。このポピュラーステージは「宇宙」をテーマにストーリーを作り上げ、選曲はコマーシャルソングや本来合唱でないクラシック曲(「月の光」やホルストの「惑星」より「木星」)からも行い、多彩なステージになっていました。他の曲は「地球の空から」「Magic Capsuel」「星のストレンジャー」「Looking for Space」で全6曲。
◆第2ステージで広瀬量平作曲の組曲「海鳥の詩」を取り上げた。表紙に二羽の黒い鳥の絵があるのはそのためでしょう。この組曲は全部で4曲からなっていて、「オロロン鳥」「エトピリカ」「海鵜」「北の海鳥」と曲名はすべて鳥の名を用いています。最後の3ステが日浦氏指揮でモンテヴェルディの「マドリガーレ」5曲。
◆パート紹介のページではアルトのパロディものが面白い…春は新勧合宿。やうやうあつまりゆく新入団員、(幹事の表情は)少しあかりて、殺気だちたるパーリーのほそくやつれたる。 夏は合宿。日の頃はさらなり、やみもなほ練習の多く飛びちがいたる。また、パー練で一人ふたりなど、ほのかにうち眠りて歌うもをかし。音などくづれたるもをかし。
◆秋は夕暮れ。夕日のさして定演のいとちかうなりたるに、歌合せどころへ行くとて、みつよつふたつみつなど走り急ぐさへあはれなり。まいて定演までの日数の連ねたるが、いとちひさくみゆるはいとをかし。 冬は(定演の)つとめて。雪の降りたるはいふぺきにもあらず、化粧のいとしろきも、またさらでもいと白きに鏡などいそぎもて、ティシュもてわたるもいとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、化粧の色あせて汗がちになりてわろし。
◆世の動き…中曽根内閣発足、日航機羽田沖墜落、東北上越新幹線開業、ホテルニュージャパン火災、ソ連ブレジネフ死去しアンドロポフ後任、フォークランド紛争、世界的に反核・軍縮世論高まる、ポーランド「連帯」非合法化、洋画『E・T』、ルービンシュタイン(95)死去 《言葉》ネクラ、ルンルン気分、ほとんどビョーキ