演奏会の表紙から〜編集長のコメント

<第32回演奏会>
◆1989年(平成元年)第32回定演プログラムの表紙(写真右)。前回の31回のプログラム表紙には“The 31st Annual Concert”と印刷されていた。それにつられてこの32回プログラム表紙も何と“The 32st …”となっていた。ちょっと恥ずかしい英語序数の初歩的ミスでした。プログラム表紙の絵は演奏するバッハのカンタータ「キリストは死のきづなにつきたまえり」と関係あると思われます。
◆この定演は3ステージでした。1ステは農化2回大橋弘幸氏指揮の林光編曲「日本叙情歌曲集」…浜辺の歌・ペチカ・お菓子と娘・中国地方の子守歌・野の羊・箱根八里・ゴンドラの唄。2ステはPOPで林学3回小林卓司氏指揮で「百万本のバラ」…百万本のバラ・風が伝えた愛の唄・So much in love・Lady,Lady,Lady・愛の唄。最後の3ステが日浦氏指揮でバッハのカンタータ第4譜“キリストは死のきづなにつきたまえり”で、オケ伴付です。この曲が大曲でレベルも高かったのでこの定演は3ステージのみとなった。
◆パートごとのメンバー紹介は写真左のように一人ずつの顔写真とその個人紹介です。小さくて見えにくいですが、BASSの欄の下の方の顔写真のうち4名は幼児期のものを出しています。それにしても若人の遠慮無さで個人紹介も平気で「失礼な」ことが書いてあります。いくつか挙げます。ある2回生の女子は「○○ちゃんは団内一“一升瓶の”似合う女の子。彼女のおいしいお酒を飲んでいるときの幸福そうな笑顔は、みんなを魅了し、そして凄い世界へとひきこんでくれます」。ある3回の女子は「カラスやカエルなんかを愛する○○くんはスカートをはいたり、ピンクを着たりするだけで話題を呼びます。彼女がリボンをした写真は裏取引されているとか、いないとか」。4回生男子「いつまでたっても若い!いつまでたってもスケベ!いつまでたっても下級生からもてもてのアンジーさん」。4回生の男子「とにかくユニークです。何がユニークかって?リズム感覚です。必ずだんだん速くなります。ついでにメロディーも変えちゃいます。恐ろしいことに声量はベースの3分の1」。
◆世の動き…昭和天皇崩御で平成へ、参院選社会党躍進で与野党逆転、消費税3%導入、美空ひばり(52)死去、幼女連続誘拐殺人で宮崎勤逮捕、東欧諸国民主化革命に動き出す、ベルリンの壁消滅、中国で天安門流血事件、ピアニストのホロビッツ(85)・指揮者カラヤン(81)・作曲家芥川也寸志(63)死去 《言葉》一杯のかけそば、おやじギャル