演奏会の表紙から〜編集長のコメント

<第36回演奏会>
◆1993年第36回定演プログラムの写真であるが、色調をかなりおさえた表紙となった。白地に紫色で細い文字を印字しているので写真では文字が読み取りにくいと思いますが原本もそうなんです。
◆全部で4ステで、1ステが皿井良知氏指揮でモーツァルトのミサハ長調K.167、ピアノ伴奏付。
2ステは虎山一郎氏指揮、木下牧子作曲、北原白秋作詩の「邪宗門秘曲」。このなんとも気がかりな題名は白秋の処女詩集「邪宗門」の中の代表作とのこと。
3ステはPOPで「L’amour 想い」…In stiller Nacht・Sixteen going on seventeen・“Die Fledermaus(こうもり)”より・Habañera・夢・Memory。これらも編曲は日浦さんです。
◆4ステは「Anthems (賛歌、賛美歌、聖歌)」ピアノ伴奏付。作曲はJ.Rutter (1945-)で、去年より客演となった中川裕一先生の個性が選曲にも現れてきて、以前にはなかった現代の作曲家をとりあげています。
◆この年も会場を変えて長岡京記念文化会館(1000名収容、1988年開館)とした。このホールは既にジョイントで使っており、なじみもあったし、市内の他の合唱団もよく利用していた。この前年の森田記念講堂については、音響、POPステージ、収容能力、立地条件(京都市内)などは、むしろ長岡京よりもよかったが、京都外国語大学の講堂なので、大学のイベントが予定されると先に予約していてもキャンセルしなくてはいけないというやっかいな条件があり、それがネックで長岡京記念文化会館が選ばれた。
◆世の動き…自民党から細川連立政権に、ゼネコン汚職で金丸逮捕、冷夏で大凶作となりコメ大量輸入、皇太子殿下と雅子様結婚、サッカーJリーグ発足、曙が初の外国人横綱に、タレント逸見さんがガン闘病宣言、モツ鍋ブーム、洋画『ジュラシックパーク』 《言葉》サポーター、コギャル、聞いてないよ 《府大では》短期大学部で英語科が発足し国語科・生活文化科・生活経済科とあわせて4学科に(定員は各科40名)