さて今回は1961年の第4回定演のチラシが残っておりましたのでそれを載せます。サイズはB5の更に半分B6です。紙の質は薄いのでたくさん刷って、第1回演奏会の時と同様に他の音楽会などの折に会場前で団員によって配られていたと思われます。写りが少し不鮮明かもしれませんが、ご勘弁を。
《注意点》
◆入場料が100円です。ちなみに会場は第3回までは府立医大ホールでしたが、この年は前年開館したての京都会館第二ホールを使っています。入場料の横に小さく「プレイガイドにあります」と記載されております。この当時からすでに「プレイガイド」という言葉が使われていたんだと驚きつつ、この頃に一般のプレイガイドにチケットを置くなんてスゴイなぁと思いました。
◆注目すべきは下の囲み欄です。大垣書店の宣伝をちゃんと取っております!当時大垣書店の購買部が学内にあったことが分かります。(購買部としてその下に小さく京都府立大学内とあります)
◆宣伝で注目すべきは「筑摩書房の誇るフォノシート」と印刷してあります。今では死語となったフォノシートという言葉が出てきています。懐かしい言葉ですねェ。若い人のために解説すると、これはレコードの一種で材質はほんとに薄いプラスチックで、そのため両面が使えずに片面のみ音の溝の彫られたものです。合唱のビラらしく宣伝も「世界ポピュラー音楽全集」といったものです。
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