なおゆき氏の定演評〔最終〕 投稿者:
石田事務局長 投稿日:2019/12/15(Sun) 07:22
No.1883
12日(木)から連載のこの企画も今日が最終です。 × × × × × 【各パートの講評】 〈ソプラノ〉 まずソプラノから。パンフレットを見る限り、2番目に少ないパートであるうえ通年ステージではきゃしー指揮者が抜けますが、全パートの中で最も声が出ていました。 また今年の通年曲はとくに跳躍が多かったですが、そうした部分も安定して出せていましたし、半音の移動も上手でした。 今後は、@長い時間歌い続けられる発声と肺活量A歌い出しの正確性、に留意すればよいと思います。 まず@について。特に3stでは、高音でかすれたり、喉で押したような声が所々ありました。演奏会の日は練習から本番まで長時間にわたって歌うのである程度は仕方ありませんが、特に高音の時に余計な力が入っていないか、それから鼻が響いているかを意識できると良いでしょう。 肺活量については前期書いた通り、瞬間でなく長い時間かけて息を吸う練習が効果的だと思います。 Aについては、高音ならば低く(3stの3曲目など)、低音ならば高く(3stの1曲目冒頭)歌い出すクセがあるように感じます。 こうしたことはなかなか分かりにくいですが、他パートと合わせてみると良いでしょう。 表情豊かに歌えている人が多かったのはGoodでした。
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石田事務局長 2019/12/15(Sun) 07:25
No.1884
〈アルト〉 アルトは、ソプラノとオクターヴ違いの低い音階が多々ありましたし、ともすれば埋もれてしまいがちでしたが、主張すべきところはできていました。 しかしながら、やはり純粋な声量の小ささは拭いきれず、土台として支えるには訓練が必要だと思いました。 と言いますのは、アルト10人のうち6人は4回生であり、来年からは4人+新入生ということになります。高声部ならまだしも、ただでさえ聴こえにくいパートにあってこの状況は危機的です。 まずはボイストレーニングの機会をとること、それに普段の練習から口の開け方も含めて声量にこだわること、これだと考えます。 声量と高音は普段から、それを意識して練習し続けていれば必ず出るようになります。前期に引き続き、響く声にはなってきていますから、すぐに改善できるはずです。
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石田事務局長 2019/12/15(Sun) 07:28
No.1885
〈テナー〉 テナーはもともと声量があるうえ、後期は口の形などに意識を向けていた人が多かったのか、響きも十分にありました。 速いテンポや複雑なリズムも今年は、あまり躓いていなかったようで気になりませんでしたし、多くは練習の段階で改善されていたと思います。 次のアドバイスとしては「テクストに忠実に歌う」ことです。それは大きく分けて次の2つを指します。ひとつは、名詞の語頭や語尾、それから助詞など「ことば」を自然な形で歌うということ、もうひとつはフレーズやことばの意味に応じて、歌い方を変えたり表情を調節したりということです。 つまり「詩に沈潜する」というか、詩の世界観に没入することでより丁寧な歌いこみが望めるはずです。これはベースにもアドバイスできることです。
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石田事務局長 2019/12/15(Sun) 07:34
No.1887
〈ベース〉 ベースについては、例年よりも土台として主張できており、この1年をかけて頼もしいパートへと成長したと思います。 リズム感については、とくに弱起の曲の入りが遅れがちなところがありますので、引き続き訓練が必要です。それでもPOP曲では、遅れることもなくパートソロでは力強い歌声が聴けました。 また、ヘ音の下の音も埋もれずにしっかり聴こえていたことは快挙であり、ぜひ来年もこのクオリティーと保ってほしいと思います。 今後に向けて意識する点としては、半音とことばです。半音の方は何か固有の傾向があるというよりも、純粋にとりにくいのかなと感じます。 音とリズムは、ひたすら正しい音を聴いては歌うの繰り返しになりますが、ある程度やれば慣れてくるはずです。ことばの方は、ベースの場合同じ音階の続く箇所が他より多いため、気を抜くとすぐに平坦な、お経のような歌い方になってしまいます。 とりわけ3stの5曲目は、歌詞の1フレーズが長いため、トラップにはまる場面が散見されました。対策の一つとして、楽譜の隅っこに詩を丸写ししておくと、漢字が混じって分かりやすくなり、効果的です。
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石田事務局長 2019/12/15(Sun) 07:41
No.1888
【最後に】 例によって、長々と書いてしまいました。分量にして原稿用紙33枚分。ここまで読んでくださった方がどれほどいらっしゃるか分かりませんが、どうもありがとうございました。 最後に今の合唱団について、一つ付け加えておきます。今年は4回生が例年よりも参加することを前提に、2回生が執行回生となって運営するということで発足しました。 ノウハウの蓄積など一切ない状態で、それこそ「何が分からないかが分からない」ような嵐の中での船出です。それでも、先生方やOBさん、4回生の力を借りながら、今般の演奏会を実現したのは、もう大変な壮挙だといえるでしょう。 団員が少なくても、2回生が運営にならざるを得なくても、そうした逆境を乗り越えて定演開催にこぎつけたこと、まずは賛辞を送りたいと思います。 さらに今年10月には、石田さんが発起人となって開催された合一会合唱団発表会は現役の出演も叶ったことで大盛況のうちに終わりました。 「歌うこと」を媒介として、府大合唱団は世代の垣根を越えて、集まりつつあります。定演にいらっしゃることができなくても、遠くから見守ってくださる方もたくさん居られます。 少し前には、誰も思ってもみなかったようなことが、着々と始まってきていることは確かなのだと思います。私はひとりのOBとして、ただ目の前の有為転変に眩暈する思いですが、どんな状況であっても決して悲観的になることなく、むしろ向かい風を逆手にとるようにして、前を向いて物事を楽しみ続ける大切さをあらためて学びました。 これからも府大合唱団が世代に関わりなく、歌によって人と人とを結びつける場であり続けられるように祈っております。ありがとうございました。
なおゆき氏の定演評〔3st-〕 投稿者:
石田事務局長 投稿日:2019/12/14(Sat) 06:45
No.1872
一昨日から連載のこの企画、今日は第3ステージです。 × × × × × 【3st 先生曲『友よ、君の歌を』】 さて、15分の休憩をはさんで第3ステージは伊東先生指揮の混声合唱組曲『友よ、君の歌を』(作詞:みなづきみのり、作曲:千原英喜)。 4回生は1回生からコサージュをつけてもらい、緞帳の向こうでは整列完了です。
なおゆき氏の定演評〔3st-〕 -
石田事務局長 2019/12/14(Sat) 06:53
No.1873
この曲集は3年前、同志社コール・フリューゲルさん(府大合唱団にはおなじみですね)の第50回記念定演のために委嘱されたもので、ピアノだけではなく多種多様な楽器が登場します。 初演時には弦楽器と打楽器が用いられていましたが、今回はピアノに加えて3曲目「空泳ぐ魚」と5曲目「木よ、風よ、星よ」でタンバリンやマラカス、クラベスなどが出てきました。 こうした楽器はすべて団員が持ち寄ったものです。タンバリンとかならまだ分かりますが、せきま君やAlt.のうめちゃんが持っていた楽器はもう名前すら分かりません。いったいどこで売っていたのでしょうか。
なおゆき氏の定演評〔3st-〕 -
石田事務局長 2019/12/14(Sat) 07:00
No.1874
去年の定演では力強いボディーパーカッションが印象的でしたが、今年も様々な演出が加わっています。先に述べた打楽器のほか、3曲目ではステップを刻み、5曲目クライマックスではオーダーが散らばって、より広い空間で演奏されます。 また5曲目入りと同時に照明が一気に50%まで落とされ、まりえ先生のピアノソロでは照明が0%になってスポットライトのみがまりえ先生を照らします。 ソロが終わり、オーダーが広がると同時にライトは100%に切り替わり、ラストに向かって一気に勢いが最高潮に達します。 合唱そのものについては各パート講評でまた触れますが、よく歌えていたと思います。特に今年は低声部が芯のある声を出せていたために、ハーモニーも心地よく響いていました。
なおゆき氏の定演評〔3st-〕 -
石田事務局長 2019/12/14(Sat) 07:04
No.1875
それにもまして今年は、あるときにはオーダーで顔を見合わせたり、自然な笑顔で歌ったり、あるときには噛みつくように必死に歌っている姿に感動しました。 音程が合っていること、強弱、ハーモニー、ことばももちろん大事なのですが、それよりもまずはお客さんに向けて全力で演奏を届けようとすること。これこそが演奏会で最も重要なことだと思います。 「上手い演奏」はCDやパソコンでも聴くことができますが、「良い演奏」は直接会場に足を運ばなければ決して味わうことはできません。 いま私は演奏会録音を聴きながらこの文章を書いていますが、定演のときのあの感動、緊張感、あの圧倒的なエネルギーと熱狂は一回きりです。 そうした舞台芸術ならではの一回きりの感情を見事に演出できたことはこの演奏会の大きな成功です。 これからも合唱の技術やテクニックに加えて、何かを伝えようとする「必死さ」、あのステージと客席との境目がなくなってあたかも同じ感情を共有しているかのような一体性を味わわせる演奏会を作っていかれる、と期待しています。
なおゆき氏の定演評〔3st-〕 -
石田事務局長 2019/12/14(Sat) 07:19
No.1877
【アンコール】 5曲目が終わった後、伊東先生がお話されている間にオーダーは並びを変え、アンコール曲「うたおう」(作詩:みなづきみのり、作曲:千原英喜。実は2014年の定演でも同じ形で歌っています)。
なおゆき氏の定演評〔3st-〕 -
石田事務局長 2019/12/14(Sat) 07:21
No.1878
拍手の後は、きゃしーさんが出てきました。デザートのあとのステーキ、学指揮アンコールは「くちびるに歌を」(原詩:チェーザー・フライシュレン、訳詩・作曲:信長貴富)、7分半におよぶ大曲です。 この曲はドイツ語と日本語の訳詩から成っており、音程、強弱どれをとってもこの演奏会で最難関曲です。 それでも今まで18曲全力で歌いながら、この曲も最後の力を振り絞って立派に演奏していました。回生を問わず、何人かは泣いているようです。
なおゆき氏の定演評〔3st-〕 -
石田事務局長 2019/12/14(Sat) 07:30
No.1879
きゃしーの見たことないくらい大きな指揮、まりえ先生のまるで鍵盤を叩きつけるような力強いフォルテ、 皆の歌声を譜めくりの一等席で聴かせてもらいながら、私は何やら身体の内側から熱が生まれてくるような、奇妙な高揚感が沸き上がってきました。 自分が歌っていない演奏会でここまで心を動かされたのは初めてかもしれません。
なおゆき氏の定演評〔3st-〕 -
石田事務局長 2019/12/14(Sat) 07:37
No.1880
【ロビーコール】 学指揮アンコールが終わって緞帳が下りるやいなや、団員たちは客席最前列に並んでロビーコールです。 1曲目はたくろー君指揮の「今、ここに」(作詩:伊藤玲子、作曲:松下耕)。この曲は彼のお気に入りであり、まだぎこちなさが残りつつも曲に対する彼の思い入れが指揮からも伝わってくるようです。 2曲目は「Ride the Chariot」、恒例の4回生曲です。今年はテナーソロの歌い出しを伸ばし続けて、その間に写真を撮ったり、ロビーコールなので何でもありです。 3曲目は「鴎」、これもきゃしーさん指揮です。 挨拶は、唯一の3回生として合唱団を支えた せきま。 3年間色々なことがあった、一人また一人と辞めてゆく同回生を前に何もできず途方に暮れたこと、それでもなぜ自分だけは続けてきたか考えたときには憧れの先輩に近づきたい思いが自分を支えていたこと、 合唱団のメンバーと関わる中でたくさんの気づきに出会えたこと、自分と一緒に合唱団で活動してきた仲間がいたから決して一人になったとは感じなかったこと、 そして合唱団員への感謝を語っていました。一人になっても投げ出さず、ずっと合唱団に居続けてくれた せきま はよく頑張ったと思います。本当にありがとう。 「鴎」が終わって団員たちは、脇の扉からはけていきます。出演は1〜4回生合わせて33人、観客は192人と規模としては小さな演奏会でしたが、密度の濃い演奏会でした。 × × × × × なおゆきさんの評価文は明日が最終です、お楽しみに!
なおゆき氏の定演評〔2st〕 投稿者:
石田事務局長 投稿日:2019/12/13(Fri) 06:42
No.1866
昨日から連載のこの企画、今日は第2ステージです。 × × × × × 【2st POPステージ「若気至りて愛と夢」】 10分の休憩の間に団員たちは衣装に着替えます。私は荷物をまとめて、客席に向かいます。久しぶりに会う先輩や同回生と旧交を温めるもつかの間、「お待たせいたしました」と大久保さんのアナウンス。 第2stはたくろー君指揮のPOPst、「若気至りて愛と夢」です。このステージは、ひびき君の演出にも注目です。
なおゆき氏の定演評〔2st〕 -
石田事務局長 2019/12/13(Fri) 06:49
No.1867
〈あらすじ〉 まずは簡単にストーリーをまとめておきましょう。不況の時代、街はずれのぼろアパートで暮らす3組の住人の物語です。 1組目は夫婦と娘からなる移民の3人家族、母国から逃れてきており、日陰の生活を強いられているようです。 2組目は同性のカップル、時代が時代であるうえ(不況期、それに後に出てくるバンドがロックで大成しようとしていることから、私は勝手に1970年代半ばと思っています)、駆け落ちということもあり、こちらも肩身のせまい生活を余儀なくされています。 3組目はロックで一花咲かせようとするバンド、今はぼろアパートで共同生活しながらアルバイトの毎日です。 そんな「はみ出し者」の彼らを受け入れているのは心優しい家主です。しかし、奥さんを亡くしてからというものすっかり人が変わってしまい、ついに不況のあおりを受けてか、彼らを見捨ててアパートを取り壊すと言い出します(ということはこの家主は半ば自腹を切って彼らを受け入れていたんですね)。 突然行く先を失った彼らは悲嘆に暮れます。ただ当たり前の生活がしたいだけなのに、ただ当たり前の夢や理想を追いかけているだけなのに。どうして現実は自分たちに対して、かくも非情な仕打ちを受けさせるのか。けれども彼らは現実に屈することなく、自分たちの希望や理想に倚って生きようとします。 そしてそんな思いは、一度は非情な現実の前にアパートを、ひいては自分の夢を捨て去ろうとしていた家主の心に明かりをともします。社会の周縁で生きることを強いられた彼らの夢や理想は、そのまま家主の夢でもあり、ふたたび彼らはどうしようもない世界を愛して、生きていくことに決めます。最後はハッピーエンドでありながら、落ち着いた雰囲気で幕が下りるという珍しい終わり方でした。
なおゆき氏の定演評〔2st〕 -
石田事務局長 2019/12/13(Fri) 07:02
No.1868
〈曲について〉 劇中歌は各場面に1曲ずつ、計6曲。すなわち1組目移民の場面のあとに「Que Sera, Sera」(ケ・セラセラ)、 2組目カップルのあとに「Stand by Me」、3組目バンドのあとに「We Will Rock You」(Queenの楽曲)、 彼らが絶望を嘆く場面で「I dreamed a dream」(映画『レ・ミゼラブル』)、家主が改心するところで「Y.M.C.A」、最後に「Seasons of Love」(ミュージカル『Rent』)、 つまり全部英語曲なわけで、去年に引き続き曲の難易度は高かったといえるでしょう。 まずは曲について。英語曲は特に発音とリズムにトラップがあり、発音の方はまだまだ日本語っぽさが残りましたが、リズムは問題なくクリアできていたと思います。 それから、「We Will Rock You」はアクセントにも留意できており、ノリの良さが客席までしっかり伝わってきていました。 また今回は、ハーモニーが例年にもましてきれいに鳴っていました。これはベースが土台でしっかり支えられていたこと、各パートが曲の強弱を意識できていたことによるだろうと思います。これは快挙と言って良いでしょう。 今回はソロが3か所ありましたが、それぞれ1回生が担当していました。3人とも非常に上手に歌えていたばかりか、曲の感情までもありありとこちらまで届いていました。 もともとのポテンシャルに加えて、相当に練習しただろうなと見えました。本当に素晴らしい演奏でした。 またピアノを務めていたのはSop.パートリーダーのうらしさん、1回生まーずさん(バンドメンバー役)、しみずさん(移民家族の娘役)でした。 特にまーずさんは2曲弾いていましたが、3人とも良く弾いていたと思います。それに、2曲目ではカップル役の1回生がダンスを披露していました。 2人ともキレのある動きで、ぴったり揃っていました。複雑な動きだったと思いますが、表情も笑顔で、とても劇の場面にマッチしていました。
なおゆき氏の定演評〔2st〕 -
石田事務局長 2019/12/13(Fri) 07:13
No.1869
〈たくろー副指揮者について〉 基本図形は前期に比べてとても良くなりました。また強弱も図形の大きさや両手を使うことで効果的に示すことができており、副指揮者として基本的な技術は概ねクリアできていたのでは、と感じています。 また指揮からも、それに彼が団員向けに配ったPOP曲歌詞カードからも、「どういう音楽が作りたいか」というヴィジョンが明確にできているという印象をもちました。 はじめに、どういう音楽を目指すかをはっきりさせ、それを突き詰めることは分かっていても難しいのです。その点で、彼が自分の演奏に積極的に向き合っていることは嬉しく感じます。 正指揮者に向けて、たくろーに最も期待したいのは「表現」をいかにつけるか、いろいろ言えることはありますが、これが一番だと思います。 まずは姿勢。今回は時々縮こまってしまうことがありましたが、これからは姿勢すらも曲調を伝えるために調節できるところでしょう。また、表情も重要で、自分が歌うならどういう表情を作るかということを曲調や詩に合わせて演じることが演奏上の一体感を生みます。 このように、「振る」ことはもちろん、それを越えた表現を指揮者として追及することで叙情的な芸術が可能になるのでは、と思います。 最後に。彼はどうやら純粋に「指揮を振ること」が好きな指揮者なのだろうと見えました。いったんそうなってしまえば、指揮の練習をしている時間、作りたい音楽を追究している時間はただ遊んでいるだけの一種の娯楽の時間となります。 そんなわけで、彼はきゃしーに勝るとも劣らない立派な指揮者になってくれるのでは、と私自身は楽しみにしています。すこしプレッシャーをかけておきました(笑)
なおゆき氏の定演評〔2st〕 -
石田事務局長 2019/12/13(Fri) 07:24
No.1870
〈演出について〉 POPst講評の最後に、演出の話をしておきましょう。このステージ全体の責任者はひびき君で、彼はJoint時にも他団ステージマネージャーと協力して合同st演出を手掛けていました。 そんな彼の手腕が今回もいたるところに発揮されていました。台本や照明、構成などたくさんの場面で感心するところがありましたが、ここでは次の2点に触れておきたいと思います。 まず1点目、例年よりも小道具が格段に減ったところです。 小道具が多くなればなるほど、それを作る時間が取られたり、暗転が長くなったり、とその分不都合の出るリスクが増えるわけですが、それを今回は最小限に抑えたと思います。 その最大の要因は「空間を示すことをやめた」点だと考えられます。 つまり、場面の転換を観客に示すのはすべてただ一つの小道具(テーブル、ソファー、焼肉弁当)と演者の衣装だけであり、あとはナレーションと台詞によってストーリーが進行します。 そして、後方のオーダーは全員黒の衣装に統一することで、前列の1回生が目立ちます。しかしそれでは、ただでさえステージの人数が少ないのに、舞台上が寂しくならないでしょうか。 それゆえ、各場面ともただ一つ置かれた小道具はすべて演者の中心に据えられ、物語の展開において象徴的な役割を果たします。また、演者の服装の色や小道具にはなるべく多くの色が用いられ、照明の変化も手伝って、視覚上の物足りなさを一切感じさせないよう配慮されています。 そして2点目は、3組の住人がそれぞれ自分たちの不遇を嘆く場面の台詞運びです。3組の住人たちが互いに交流することはありません。 しかし、彼らの嘆きがすべて同じ問題にあることを示すために、わざと同じ場面、同じ空間に一堂に会するかたちで登場させています。 観客はそれでも彼らが同じ空間を本当に共有している、と見まがうことはありません。それは、第一に舞台上から小道具が消されており、第二に彼らの台詞が通常の会話のやりとりでは考えられないほど間髪を入れずに発せられているからです。 こうして各部屋の住人ごとの場面は通時的に展開していたのに対し、3者がそろって出てくる場面は時間的な変化を無視して共時的に展開します。 リハーサルではじめて見たときに、この演出には驚かされました。本当によく考えたものだと思います。 また、今年も1回生はよく声が出ており、動きもはっきりしていたことに加え、台詞が聞き取りやすかったと思います。ついつい舞台上でも普通のスピードで話してしまいがちですが、そうならぬようゆっくりめを意識できていたと思います。また、観客の方を向いて台詞を言うのもきちんとクリアできており、こういったところはさすが毎年のPOPstのノウハウが活かされていると感じました。
Re: なおゆき氏の定演評〔2st〕 -
石田事務局長 2019/12/13(Fri) 07:31
No.1871
〈演出について〉の続き そのうえで2つだけ、今後の改善点を述べておきたいと思います。1つは台本のプロットについて。もう1つはPOPstそのものについて、です。 まずは比較的小さな台本の話から。私が気になったのは「どうして家主は改心する気になったのだろう?」という点です。 あらすじでは分かりやすくまとめましたが、よく考えると、家主は夢だの理想だの愛だの、といったものの大切さは初めからよく分かっているのであり、「はみ出し者」の住人たちのアパートに受け入れられたのも、その家主の理解があったからではないでしょうか。 したがって、この物語のプロットで最も大事なのは家主が「愛と夢の大切さに気付く」のではなく、「失いかけていた愛と夢を取り戻す」という部分になってくると思います。 そうなったとき、家主にとって何かターニングポイントとなるような事件なり瞬間が必要だと感じます。しかし、家主は何もしていないのに再び住人たちの輪の中に迎えられ、大団円となります。 とどのつまり、登場人物たちは何の外的要因もなく、気持ちに折り合いをつけるというかたちで自己解決しており、あたかも「無から有を生み出す」がごとく物語は一気にクライマックスへ向かいます。 ステージそのものが例年にも増して素晴らしい内容であっただけに、こうしたプロットの不自然さがかえって気になりました。 それから2点目はPOPstのあり方そのものについて、これは改善点というよりも今後の展望に近いような話です。 最近、とみに合唱劇やアラカルトステージが増えてきており、伊東先生は「合唱物語」という新たな形態を開拓しようとされています。こうしたステージを見ていて思うのはPOPstももう少し合唱が主体になればなあ、というところです。 これまでのPOPstは程度の差こそあれ、歌が劇に従属しているかたちで、要するに歌よりも劇を見せる作りだったと思います。ステージを進行させるのは決定的に物語の筋書きであり、その筋書きに合わせるかたちで曲が演奏されてきました。 もちろんこの形態でも見ている私たちを大いに楽しませてくれるのですが、これが合唱団であるからには、曲自体にステージを進ませるような役割をもたせることができれば、もっと合唱団ならではの企画ステージを作ることができるのではないか、と思います。 たとえば、曲中のキーワードが劇のワードと連関する、とか曲そのものが登場人物の心情を左右するポイントになる、など。。 POPstは堅い合唱だけではない、一般層にも耳なじみのある曲を織り込んで視覚的にも楽しめるステージを、という趣旨で作られてきたのだと思いますが、今の形態からすこし発展させて「曲」主体にもっていくこともできるのでは?と感じました。あくまで一個人の感想です。 ともかくも第2stは2回生もさることながら、1回生の力と頑張りが存分に発揮されたステージでした。私も自分が譜めくりであることを忘れて、純粋な一観客として楽しませてもらいました。
なおゆき元指揮者の定演評 投稿者:
石田事務局長 投稿日:2019/12/12(Thu) 07:25
No.1858
今年卒団の元指揮者、史67“なおゆき”こと伊藤さんに夏のジョイコンに続いて今回の定演も評価をしていただきました。 内容が詳細ですので4回くらいに分けて連載いたします。 写真は第3ステージで真利枝先生の後ろに控えておられる なおゆきさん。
Re: なおゆき元指揮者の定演評 -
石田事務局長 2019/12/12(Thu) 08:02
No.1860
合一会のみなさま、こんにちは。史67の伊藤直之と申します。私は2年前の学生正指揮者であり、今年は譜めくりとして合唱団の演奏会に参加させていただきました。 前期Jointコンサートに引き続いて、今回も私が演奏会のレポートをいたします。 × × × × × 【学歌 あけぼの】 定演開演におこなう直前の発声練習は毎年伊東先生にやっていただいているのですが、今年はとくに「力みすぎず、自然な発声を」とおっしゃっていました。それほどまでに団員たちにはエネルギーがみなぎっていました。舞台袖に控える前、楽屋の時点ですでに気合十分です。 まずは恒例の学歌「あけぼの」から開演です。私が2回生のころから、前期Jointは下手からSATB順で、定演はパートごちゃ混ぜのシャッフルオーダーで歌っています。シャッフルオーダーは当然、隣で違うパートが歌っているわけですから、つられないように、回生関わりなく自分の声に責任をもたないといけません。そういう難しいオーダーでしたが、前期に引き続いて素晴らしいハーモニーでした。表情もきりりと引き締まって、これからの演奏の盛り上がりを暗示するようでした。 指揮はきゃしー正指揮者。舞台袖から見ていましたが、さすが4回生、落ち着いて振っていました。
Re: なおゆき元指揮者の定演評 -
石田事務局長 2019/12/12(Thu) 08:08
No.1861
【1st 通年曲『今日もひとつ』】 1stは前期にも披露した、混声合唱組曲『今日もひとつ』(作詩:星野富弘、作曲:なかにしあかね)。もとは女声合唱曲であったものを、混声合唱曲に仕立ててあります。簡単に書きましたが、この作業だけで12年もの歳月が費やされています。この曲集がいかに長い歴史をたどってきたか、一度書いたことがありますのでいかに再録いたします。 === …出版譜のまえがきによれば、この曲集の原型は 1992 年初演の、独唱版『二番目に言いたいこと』に収録されています。それから 14 年後の 2006 年に女声合唱組曲『今日もひとつ』が完成し、それが混声になったのは 2018 年 11 月のことでした。初演は、去年の府大定演が行われた 12/2(日)に伊豆で行われています。こんなに新しい曲集を後輩たちはどこから見つけてきたのか、私自身は驚きましたが、それ以上に驚きなのは曲集の原型ができてから混声版として演奏されるまで実に約 29 年もの歳月を経ていることです。 まえがきで作曲者のなかにしあかねさんは「大切な富弘さんのことばを、ひとつひとつ納得できる形を模索しながら、」と書いてらっしゃいます。他の合唱作品にも言えることでしょうが、この曲集はとりわけ丁寧細やかな詩の読み込みの上に成り立っていると推察されます。 …(中略)1946 年、群馬県に生まれた星野さん(作詩者)は大学卒業後、中学の体育の先生に就かれます。ところが、赴任して 2 か月後、授業中に頸椎を損傷する大けがを負ってしまいます。首から下の自由が利かなくなった星野さんはいつまでとも知れぬ長い入院生活の中で、字を書きたいと願うようになり、唯一動かすことのできる首を使って手紙を書かれるようになります。 そうしてそこに絵がつくようになり、星野さん独自のスタイルが生まれました。すなわち、詩と絵が一枚の色紙に収められているあのスタイルです。 ここでは簡単に書きましたが、私などにはとても想像できぬほどの悲しみと苦しみとから生み出された詩を反芻していると、何とも言えない気持ちになります。そしてこのような詩が 5 篇集まって、混声合唱組曲になるまで実に 29 年もかかった。この組曲はそれほどに膨大なエネルギーが費やされて成ったものなのです。 ===
Re: なおゆき元指揮者の定演評 -
石田事務局長 2019/12/12(Thu) 08:15
No.1862
指揮はきゃしーさん。Jointでは1曲目と5曲目のみでしたが、定演では全曲披露です。 1曲目は「いつだったか」、ピアノ演奏のみの部分が全74小節中39小節を占める、という特異な曲です。前期から向き合っている曲であり、やわらかい曲調に合うようにやさしく歌えていました。 男声、とりわけテナーは跳躍が頻出するうえ、高い音も続いていましたが、そういったところもファルセット(裏声)で上手に処理できていました。強弱も全パート意識していましたし、言葉の歌い方も語尾で開きすぎることなく、全体として丁寧に仕上げられたと思います。 ピアノソロの部分では、何人か穏やかな微笑みを浮かべたり、すこし目を閉じてみたり、歌う以外の演出が見られたのは嬉しいことでした。これからも「舞台芸術であること」を大事にして、聴覚だけでなく視覚でも楽しめればいいな、と思いました。 2曲目は「秋のあじさい」。歌詞集を開かれた方は「この詩がどうして、秋のあじさいなのか?そもそもあじさいとは夏の花ではないのか?」と思われたかもしれません。 これについてきゃしーさんは一つの解釈をパンフの紹介文に寄せています。詩を載せておきますので、みなさんも少し考えてみてください。 「一日は 白い紙/消えないインクで/文字を書く/あせない絵の具で/色をぬる/太く、細く/ 時にはふるえながら/一日に一枚/神さまがめくる/白い紙に今日という日を綴る」 実はこの曲はとても難しい曲だと思います。語頭のほとんどは弱拍の裏拍にあり、語尾を伸ばす。主旋律を歌うソプラノには跳躍が多く、ベースを中心に全声とも半音の移動が多い。 強弱はピアノ系が多く、全体としてしっとりさを意識しながらも、弱くなりすぎて聴こえないようでは困るのでppでもしっかり響かせないといけない。 1分30秒ほどの曲でサラリと流してしまいそうですが、多方面に注意を配っていないとどこかに綻びが生じる難曲だと言えます。 もちろん演奏会ですべてクリアできたわけではありませんし、もう1回演奏会ができるならば最も改善する余地がある曲でしょう。 この曲を後輩たちがどう反省するか、に今後の成長のヒントがあるのではないかと思います。 演奏会本番では、入りをためたところにきゃしーならではの技巧が光っており、全体として強弱に丁寧な印象を持ちました。 ラストのリタルダントは直前までなかなか揃わず、悪戦苦闘していましたが、最後にはきれいに合わせることができ、私自身安堵しました。 現時点でのベストを尽くしたと言って良い出来だったと思います。
Re: なおゆき元指揮者の定演評 -
石田事務局長 2019/12/12(Thu) 08:24
No.1864
3曲目は「よろこびが集ったよりも」。この曲は詩のスタンザ(連)に忠実に作られており、強弱は2曲目よりもつけやすかったはずです。一方で、12/8拍子という見慣れないリズムと、変イ長調(♭4つ)→ホ長調(♯4つ)→変イ長調(♭4つ)という見慣れない調で要するに、府大合唱団にとっては分かりやすい形で難しい曲だったといえるでしょう。半音移動や跳躍もふんだんに織り込まれています。実際、後期の初めにおいて最も課題だったのはこの曲でした。 曲はピアノなしのソプラノパートソロから始まります。これはしっかり決まりました。そのままテナーパートソロへ。これは下降音形ですこし崩れましたが、すぐに立て直しました。まずはクリアです。音とリズムはきゃしーが絶えずアドバイスしていたことが実を結び、ほとんど完璧に歌えていたと思います。加えて、テクストの処理も1つ2つを除いて概ねよくできていたでしょう。 この曲に関しては本当に快挙だと思います。ひとつ欲を言うならば、休符がないところで切る場面があり、12/8拍子で流れるような曲調がぶつ切りになってしまうような印象をもちました。来年以降の課題にしてもらえたら、と思います。 4曲目は「いちじくの木の下で」、作詩の星野さんはクリスチャンであり、この詩のモティーフは聖書から取られています。 この曲はきゃしー正指揮者お気に入りの1曲で、皆もテンション高く歌っていました。表情は先ほどの曲と打って変わって明るくなっており、歌声からも大きく口を開けて歌っているな、と分かりました。いかにも楽しそうに歌っていたのは、客席にも伝わったでしょう。 細かい音や強弱の話よりも、こういった場面が多かったのはとても嬉しかったです。また後半でも、項を設けて講評したいと思います。 5曲目は、Jointでも披露した「今日もひとつ」。音や強弱の崩れたところがありましたが、みんな必死に歌っており、悔いなく演奏している姿をみて私も大いに感動しました。 譜めくりという特等席で聴きながら、皆の表情もきゃしーの振っている姿も見ながら、まりえ先生のピアノも浴びながら、私は何だか大きなエネルギーに気圧されるような感じがしました。 4回生の中には泣きかけの人もいましたね。よく堪えたと思います。 それにこの曲は、直前にあからさまに長い曲間がとられていたことに気づかれたでしょうか。こうした演出一つをとっても、これから何かが起こりそうな期待感を増幅させ、観客を無意識のうちに曲集の世界へと没入させる役割をもちます。4曲目が終わってからの約20秒間の沈黙は、それまで散らばっていた空間のあらゆる感覚を呑み込み、5曲目最初のセブンスは極大に達した緊張感を一気にあの夕暮れのような曲の世界へ、従容としてすべてを引き受ける詩人の世界へといざないます。このような世界観は定演のステージでもしっかりと反映されており、全体として非常に聴きごたえのある印象を与えることに成功したと思います。 1年間、がんばって練習してきた甲斐がある内容になったといえるでしょう。
Re: なおゆき元指揮者の定演評 -
石田事務局長 2019/12/12(Thu) 08:34
No.1865
〈きゃしー正指揮者について〉 写真報告で石田さんが紹介されました通り、4回生であり、指揮者としては3年目です。 彼女の指揮は、基本の図形に忠実であり、入りや切りが揃わないということはほとんどありません。歌い手にとって非常にみやすい指揮であり、今回の通年が一体感のあるステージになったのも彼女の指揮によるところが大きいと思います。 また、しばしば左手だけが独立した動きをすることで曲の表情を示し、感情を乗せやすくなっています。 さらに今回の定演では、フォルテ系の力強い指揮が印象的でした。とくに学指揮アンコール「くちびるに歌を」での、空間目いっぱいを使った両手での叩きは、音楽のダイナミクスに対する強い意思を感じることができ、見ごたえ十分でした。 4回生でありながら、毎回の練習に参加して指導し、委員会にも顔を出して団の運営に携わることは、信じられないくらい大変だっただろうなと思います。 本当にお疲れさま!府大合唱団を支えてくれて、どうもありがとう。 × × × × × 明日に続きます、お楽しみにお待ちください。
第62回定期演奏会終了! 投稿者:
やっちー 投稿日:2019/12/11(Wed) 12:34
No.1857
こんにちは!投稿が遅れてすみません。 遅ればせながら、第62回京都府立大学演奏会を無事に終えましたことをここにお知らせ致します。 観客数は192人と、とっても悔しい結果となってしまいましたが、十分に来てくださったお客様を楽しませることのできた演奏会になったと思っています。 演奏会に協力してくださった先生方、演奏会の開催に力添えをしてくださったOB・OG様方には感謝の気持ちでいっぱいです。これからもこのようなみんなの思いが溢れた演奏会を続けていきたいです。 本当にありがとうございました!!
アンコールとロビコ 投稿者:
石田事務局長 投稿日:2019/12/09(Mon) 07:56
No.1851
アンコールの拍手で舞台に戻ってこられた伊東先生がコメントされています。 第3ステージの曲は世界の色んな地方の音楽を取り入れたもので、初演から間もない新しい曲だそうです。 そしてコメント最後に先生は府大合唱団について 「どの学年も本当に頑張っている、彼らの成長が楽しみだ」 と称賛してくれました。 伊東先生から舞台上で賞賛を受けたのですよ! 何年か前の定演まではプログラムパンフに先生から少し苦言を呈されていた時代を知っているOBからすればこれは素晴らしいことなんですよ!
Re: アンコールとロビコ -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 08:04
No.1852
先生の指揮によるアンコール曲演奏。
Re: アンコールとロビコ -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 08:07
No.1853
そして先生のアンコール曲演奏が終わり、4回生正指揮者のキャシーさんに指揮が引き継がれました。
Re: アンコールとロビコ -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 08:13
No.1854
学生指揮によるアンコール曲演奏、本日最後の演奏、そしてキャシー正指揮者の舞台上での最後の指揮。 曲名は存じませんがアンコール曲としては大きな曲を持ってこられました、とても盛り上がった感動的な演奏でした。
Re: アンコールとロビコ -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 08:29
No.1855
学生指揮アンコール曲終了。 キャシーさんはわが団では42年ぶりの4回生指揮者でした。第20回定演以降は3回生が正指揮者でその後は隠居されるのがわが団の習慣でした。 それが事情があって4回生の正指揮者となられ、もしそうでなかったら、4回生の最後の学生時代にやっておきたかったこともあったでしょうに。 本当にご苦労様でした、ありがとうございました。 来春からは社会人ですね、団を卒業してからも頑張ってください。
Re: アンコールとロビコ -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 08:43
No.1856
この会場は複合施設て、ロビーでは歌うことができませので、仕方ないので舞台の手前でロビーコールすることになりました。 私はこの日は用事があってロビーコールの時点で会場を去りましたが、 他のOBから聞いた話では、最後の幹事長挨拶に代えてただ一人の3回生セキマ君があいさつしてくれたそうです。 現幹事長は2回生で来年も幹事長でしょうから、来年の定演で幹事長挨拶ということでしょうね。それまで楽しみにしておきます。 × × × × × 以上で写真報告を終えます。現役の皆さん、素敵な演奏会どうもありがとう。これからも頑張ってくださいね。
第3ステージ写真 投稿者:
石田事務局長 投稿日:2019/12/09(Mon) 07:06
No.1842
POPステージとは打って変わりまして先生ステージの始まりです。ステージに緊張感がみなぎっております。 みなづきみのり作詞、千原英喜作曲『友よ、君の歌を』の演奏です。
Re: 第3ステージ写真 -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 07:15
No.1843
去年の第3ステージ曲、みなづきみのり作詞『かなでるからだ』の型破りなパフォーマンスと、 ステージ全体にみなぎるノリに圧倒されましたが、今年のステージも色々と楽しませてもらう要素満載でした。 舞台上の団員達の動きも本当に曲に乗ったもので目を楽しませてくれました。
Re: 第3ステージ写真 -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 07:18
No.1844
曲の途中で、ピアニストのみにスポットライトが当たって、ピアノソロとなるサプライズな演出もありました。
Re: 第3ステージ写真 -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 07:21
No.1845
第3ステージ演奏中
Re: 第3ステージ写真 -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 07:24
No.1846
第3ステージ演奏中。ステージの団員達も大いにノッて合唱を楽しんでおります。
Re: 第3ステージ写真 -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 07:29
No.1847
第3ステージ演奏中。組曲の中盤あたりからマラカスや、タンバリン、 名前は知りませんが何やら振ったら木同士がぶつかって軽い音の出るおもちゃっぽい楽器なども登場して雰囲気は大いに盛り上がります。
Re: 第3ステージ写真 -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 07:30
No.1848
第3ステージ演奏中
Re: 第3ステージ写真 -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 07:32
No.1849
第3ステージ演奏中
Re: 第3ステージ写真 -
石田事務局長 2019/12/09(Mon) 07:39
No.1850
第3ステージ演奏終了! 色んなパーカッションの効果もあって何やら中南米風の曲想で本当にステージ全体圧倒的盛り上がりのうちに終了。 演奏をお聞かせできないからわかりませんが、伝統的な硬いイメージの古典的合唱からは逸脱した、 なおかつ大いに盛り上がった斬新な合唱を楽しめました。 伊東先生は旧来のものを破壊して何やら自由で新しい合唱音楽を打ち立てようとされているような気がします。 去年の定演に引き続き凄いステージを楽しませてもらいました。