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老々介護記19――腸内細菌のこと色々U 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/08/23(Sat) 10:41
# 前回はマウスでその腸内細菌を移植することでマウスの性格を変えることが出来ることについて説明しました。これを人間に応用できるのです。性格をある程度変える以外に健康な人の糞便を病気の人に移植して、限られた病気ですが治すことも出来るそうです。これこそ究極の腸内フローラの活用法「腸内フローラ移植」ですが「糞便移植」とも称されています。ドナーの糞便をろ過して腸内細菌を含んだ菌液を患者の腸に移植するものです。国内の病院でボチボチ広まっているようで『腸内細菌が喜ぶ生き方』(2019年刊)という本でクリニック院長の 城谷昌彦氏が実際の例を挙げておられるので要約して引用します。
# ≪移植症例@≫40代男性〔潰瘍性大腸炎〕…症状は軟便と時々下血があるという潰瘍性大腸炎では軽症の方です。3回の腸内フローラ移植を受けましたがその後便通が改善し下血もなくなりました。そして潰瘍性大腸炎の症状もさることながら,精神面の変化では人間関係におけるコミュニケーション力がかなり改善されました。もともと周りから言われたことをただ受け入れる内向的タイプだったのが大きなストレスを招いていたようです。移植後は行動にこれまでなかったようなポジティブさが認められるようになりました。バイクの大型免許を取得してツーリングに出かけるなど行動面のすべてでストレスを蓄積しないような傾向が認められるようになりました。本人は「毎日が楽しくなった」と自らの生活の変化を語っていました。
# ≪移植症例A≫40代女性〔他院でうつ病と診断〕…8年前の離婚以来、実家で引きこもっている状態でした。慢性疲労症状もひどく、億劫で何日も入浴しない日が続くこともあるとのことでした。朝もなかなか起きられずほかの病院ではうつ病と診断されていました。「移植を受けたらよくなるかもしれない」と来院され、6回の移植を受けました。1回目移植の翌日、何年振りかで朝早くに起きられて裏山に散歩の出かけ、両親のために朝食を作った。気持ちの点でも何でもネガティブにしか考えることしかできなかったのが、移植後はこれまで見られなかった周りに対する感謝の気持ちが芽生え,それを表現できるようになりました。これまで無かった清潔さを求める気持ちが生まれ,頻繁に掃除をするようになった。万事において積極的な姿勢がみられるようになり、何種類も飲んでいた抗うつ剤や睡眠導入剤も1種類だけになりました。
# 読んでみてあくまで成功例だけを挙げておられるのでしょうが、そこまで変わるものかと思ってしまいます。前回紹介したマウスの性格が変わることはありうることと思いましたが、人間の性格までこのように変わるのかと私自身にわかには信じがたく思っています。それはそれとして移植に当たってドナーの選定の重要さも記されていてそれは次回で説明いたします。
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老々介護記18――腸内細菌のこと色々T 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/08/16(Sat) 15:03
腸内細菌のことで色々と興味深い話題がありますので、せっかくですのでいくつか掲載していきます。
《腸内細菌が宿主の性格も左右していることの証明》
# マウスに「ステップダウン実験」をしました。すなわち高さ5センチの台の上にマウスを乗せ、降りるまでの時間を計るというシンプルな実験です。すると明らかに「臆病なマウス」と「度胸のあるマウス」がいることが判明します。
# 「臆病なマウス」は台から一歩足を踏み出してはまた戻ることを繰り返し、なかなか台から下りません。
「度胸のあるマウス」の方はすぐに台から降りて周りを探索しはじめます。台の上にとどまる時間で警戒心の強さを計ることができるのです。臆病マウスは5分経っても下りません。一方、度胸マウスは17秒で台から下りてしまいました。「5分経っても下りない」と「17秒で下りた」は明らかな差ですが、何度やってもその差は歴然でした。
# そこで実験ですがマウスの大便を使います。大便の内容は3分の1が腸内細菌なのです。それで度胸マウスの腸内に臆病マウスの便を移植するとどうなるか実験しました。すると度胸マウスは臆病になって台から下りる時間が明らかに長くなりました。逆に臆病マウスに度胸マウスの便を移植すると度胸がついて台から下りる時間が明らかに短くなりました。
# このような実験の積み重ねから「マウスの脳は腸内細菌なしには正常に発達できない」ことが明らかになり、世界中で「脳と腸内細菌の関係」が次々と研究されるようになりました。また後の連載で紹介しますが人間についても個人の性格は腸内細菌の影響を受けているのです。また腸内細菌はうつ病にも関連していることが分かり、うつ病治療薬として腸内細菌が処方される日も近いかもしれないとのことです。
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老々介護記17――健康な食事Z 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/08/09(Sat) 05:46
# 以上長々と書きましたがそういった事情で私が介護している家内の食事は私自身の食事同様に食物繊維を多く摂るという方針でやっております。イモ、豆、根菜類、海藻、野菜は多く摂るようにしています。理論的に正しいからというよりも日本各地の健康長寿集落が食物繊維をたくさん摂っているという実績があるのですから確かだということで。
# それに加えて納豆ですが私も家内も毎日2パック食べるようにしております。私は色々と調べた結果、納豆の健康効果は大きなものがあると信じております。納豆が評価されているのは、たんぱく質・食物繊維・ビタミンB・ビタミンE・鉄・カリウム・カルシウム――と大豆由来の栄養が豊富な点。発酵食品は腸内細菌のエサになること。骨を強くして骨折や骨粗しょう症を防ぐビタミンKや納豆ならではの酵素で血栓を溶かす作用のあるナットウキナーゼが含まれています。家内は脳梗塞で身体障害を持つようになったので血栓溶解作用は重要です。
# 専門的になりますが「ナットウキナーゼは口から摂取して本当に効くのか?」といった疑問点があります。経口摂取しても分子量が大きすぎて腸で吸収されないから効果が出ないのではというわけです。それについては岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の論文集の中の「納豆の健康効果について(1)〜(5)」にて解明されています。人体で実験したらちゃんと血栓溶解作用が出ているのです。
https://www.pharm.okayama-u.ac.jp/lab/pmaphs/posts/post_archive.html
# 食物繊維の多い食事をしてすぐに効果が現れるのは「お通じ」です。毎日出るので便秘とは無縁の生活になります。現代人はすぐに薬に頼りますが便秘は食物繊維をたくさん摂ることで嫌でも解消しますし薬と違って副作用がないどころか腸内善玉菌を活性化します。家内は週に2回訪問看護を受けており、訪問のたびに看護婦さんが聴診器を大腸にあてて腸の状況を確認します。食物繊維を摂っているおかげでいつも腸の状況は非常に良好です。
# 白米や小麦粉製品は精製されていて食物繊維や栄養分が削り取られているので健康に資することが少なく、なおかつ糖尿病の家内には血糖値がすぐに上がる食材ですので通常食ではなるべく摂らないようにしています。どちらかと言えば嗜好品として食べる程度でしょうか。小麦粉に替えて大豆粉が出ていますし、小麦粉のスパゲティに替えて100%「黄えんどう豆」の麺(ZENBヌードル)も出ていますのでそれを利用してスパゲティや焼きそば、冷麺をわが家では作っています。共にネットで購入できます。
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老々介護記16――健康な食事Y 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/08/02(Sat) 05:54
# 色々と書いてきました。まとめますと腸内フローラについて調べた範囲での私の結論は「健康な食事」は腸内細菌の喜ぶもの、すなわち食物繊維といったものをたくさん摂ることに尽きます。私の読んだ腸内フローラに関する多くの本ではその旨が書いてありました。現にフィールドワークで健康長寿の集落を調べると食物繊維を多く摂っているとの多くの報告があるので間違いないと思います。
# 腸内細菌叢は3歳までで決まるそうです。「生きて腸まで届く乳酸菌」というキャッチコピーがありますが、胃酸でも死なずに腸まで届いたとしてもその乳酸菌が腸内に定着するわけではないことは先に述べました。それで一定の年齢になると自分の腸内細菌叢は変えようがないのでお腹の中の善玉菌を強化育成していくしかないということです。
# すなわち健康になるには、もともと自分のお腹の中にいる善玉菌のエサになって善玉菌を増やしてくれるものをたくさん摂取する。食物繊維とかオリゴ糖といったものを積極的に摂取すると腸内善玉菌のエサになり善玉菌が増殖しますとそれによってヒトはより健康になるというわけです(ただしオリゴ糖は一度に摂りすぎると下痢・腹痛を起こすことがあるので要注意)。
# 以前に述べた通り善玉菌はビタミン、アミノ酸、免疫に関係する物質の材料、体内で使われる酵素やホルモン、幸せを感じるためのドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質やその他の体中を駆け巡る神経伝達物質、これらすべての材料を作っている。善玉菌はヒトの健康にとって非常に重要な役割を果たしています。
# 以上のような結論を述べましたが、このような腸内細菌の重大な働きについて20世紀の科学は全く無知でした。それで「20世紀の科学教育を受けた世代」の人は勉強しなおさないといけないことが多々あります。すでにマスコミからは腸内フローラについて色んな情報が出ていますがそれを参考にして若い頃の常識の一部は捨てないといけません。例えば「食物繊維は消化されずそのまま排出される」なんていうのは酷い誤りでした。
[902]
老々介護記15――健康な食事X 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/07/26(Sat) 05:46
# 他にもフィールドワークの例として2015年調査当時の奄美群島。11万余の人口で百寿者の割合が全国平均の三倍もいて日本一。やはり日常食は食物繊維だらけ。他にも離島や山間部集落といった昔の食生活が残っているところで食物繊維をたくさん摂っていて元気で長寿な村が報告されています。
# 熱帯の原住民族ではもっと凄いのがあります。ニューギニア高地民族パプア族の主食はサツマイモなどのイモ類で9割以上を占めている。肉類や魚はほとんど食べません。すなわち食物繊維だけはたっぷりの食事をしている。栄養学の常識から考えてタンパク質不足は明らかです。しかし健康状態はよく、筋肉隆々の逞しい肉体です。ただし腸内細菌がこの民族独特の菌構成ですので、日本人が同様の食事をしても健康には暮らしていけません。とにかく20世紀に正しいとされていた健康思想で腸内細菌を無視したものは致命的欠陥があると言えましょう。
# 食物繊維をたっぷり摂ると腸内のバクテリアたちが元気になるから体調がよくなるとされています。腸内細菌は宿主が食べたものからビタミン、アミノ酸、免疫に関係する物質の材料、体内で使われる酵素やホルモン、幸せを感じるためのドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質やその他の体中を駆け巡る神経伝達物質、これらすべての材料を作っている。難しい話はさておき、長寿健康村の例からとにかく食物繊維を摂るのは長寿・健康に資すること大であると理解できます。
# 「生きて腸まで届く乳酸菌」という広告を見ます。昔は乳酸菌が腸に定着して腸内環境が改善すると考えられていました。今は乳酸菌が死なずに腸まで届いてもその乳酸菌が腸内に定着するわけでないことが分かっています。しかしヨーグルトの乳酸菌は消化器を通過していくだけですが通過していく過程で、腸に住み着いている常在菌であるビフィズス菌などを活性化して、雑菌を抑制したりする働きをして腸内環境を整えるのです。
# ヨーグルトや糠漬けに含まれる乳酸菌はほとんどが胃酸で死にますが、死んだ菌のカラダが善玉菌の食べ物になったり、それが小腸にある免疫システムのスイッチを刺激することでアレルギー症状が軽快するようないい影響があるようです。死んだ乳酸菌も役に立つのです。
[901]
老々介護記14――健康な食事W 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/07/19(Sat) 15:07
(先週の土曜に書き込む予定が一週間ずれ込んで申し訳なかったです)
# 今は健康情報として腸内フローラ(腸内細菌)のことが多く取り上げられています。私も色々と腸内細菌の本を読みました。人間は37兆個の細胞で出来ていて、人間のお腹の中にはそれよりはるかに多い100兆とも1000兆ともいわれる細菌が棲んでいる。その重さは1〜1.5キロにもなり細菌の種類は千とも5万とも言われています。そして人種によって細菌叢は異なるし、同じ人種でも人によって異なっている。そのように種類も数量も莫大に多い腸内細菌についてはまだまだ分からないことが多いと思われます。ただし乳酸菌については圧倒的によく研究されています。腸内細菌研究者のほとんどはヤクルトを始めとする乳酸菌メーカーから金をもらって研究しているとのことです。
# そんな中で健康のために大切と分かったことは善玉菌の喜ぶものを摂取するということです。そのうちの一つに食物繊維があります。20世紀は食物繊維は消化されずに排出されるものとされていました。それが今は腸内細菌が食物繊維から有用な物質を作ってくれてそれをヒトは吸収して生きることが出来ているとされています。草食動物の牛が草しか食べないのに、消化管内の細菌が草を分解してくれその生成物を吸収しているお陰で筋肉モリモリの体になるのと同様です。
# 1970年代のフィールドワーク調査で「驚異の長寿村」と呼ばれた地区がありました。そこは山梨県の山奥で道路から山道を歩いていかなければならない山間部集落でした。おかげで足腰はどなたも丈夫で寝たきりの老人が全くいなかった。山間部で魚は食べず、肉も食べず動物性タンパク質はほとんど食べない。発酵食品もあまり食べない。主食は白米ではなく粟や稗の雑穀、副食にイモや野菜をよく食べて要するに食物繊維に偏った日常食でした。
# そのように、タンパク質は一定量摂らないといけないという今まで健康常識から逸脱した食生活なのに健康長寿でした。 要は食物繊維をたくさん摂って体を動かしていたら健康で長寿でいられるということです。それは腸内細菌が食物繊維から有用な物質を作ってくれるのでタンパク質をあまり摂らなくても健康でいられるということです。20世紀の科学では腸内細菌の働きについてほぼ無知でしたのでこのような長寿村の事実は無視されて健康常識が作られていたのでしょう。
[900]
老々介護記13――健康な食事V 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/07/05(Sat) 05:58
# 藤田紘一郎という寄生虫学の医学者はボルネオ島調査で、当地の子供たちは多くの寄生虫に感染しているがアトピーもアレルギーもないことに気付いた。藤田は自分自身からサナダムシに感染するという仰天行動に出た。すると花粉症が治り肌もきれいになり、トラブルも無くなった。彼は「現代社会の過度の清潔さはかえって健康に悪い」という説を唱え始めた。アマゾン地域で原始的生活を送っている原住民にはアレルギー疾患やガンなどの現代病がないとの調査結果もあります。
# 『寄生虫なき病』(2014年刊)という本を書いたアメリカの科学ジャーナリストがいます。アメリカでも寄生虫は駆逐されましたが、寄生虫ビジネスは細々ですが存在しているそうです。この人の場合はメキシコまで行って専門業者によって寄生虫感染をしました。すると重症の花粉症がすっかり良くなりました。すなわち花粉症は「寄生虫なき病」だったのです。この時の寄生虫はアメリカ鉤虫で小腸の腸壁に取り付き成虫で1cmほど1日にごく少量の血液を吸うのみ。ただし寄生虫は人体内で繁殖できないので補充しないと5年ほどで終わります。
# 上記アメリカ鉤虫なら抵抗感もなく受け入れられるのではと思っておりますが、寄生虫治療が日本の医療現場で正式に認可されるなど何十年もかかることでしょう。
# 20世紀の時代だったら “とんでもない” ような話を取り上げました。とにかく細菌や寄生虫が人間に役立つという発想が20世紀にはなかったのですが、21世紀は違ってきているということです。私も20世紀では非常識とされるような話をこれまで色々と取り上げました。藤田紘一郎サナダ虫博士は4年前に亡くなられましたが「現代社会の過度の清潔さはかえって健康に悪い」という説は生きています。
# 「健康な食事」の話はそのように20世紀の常識を踏み越えた21世紀の常識【腸内フローラ】の説に基づいています。
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老々介護記12――健康な食事U 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/06/28(Sat) 05:46
前回では自分の宿主である人間を殺してしまうコレラ菌のようなアホな細菌ばかりでなく、自分の宿主の健康長寿に資する物質を供給してくれる賢い細菌もいて、それらは善玉菌と呼ばれていることを話しました。そして赤ちゃんがそのような善玉菌らを母から出産と同時に受け取る「秘術」を説明しました。その続きです。
# 赤ん坊は生まれ出た後も腸内細菌を増やすように緻密にプログラミングされています。母乳は決して無菌ではなく母の大腸から乳房まで運ばれてきた細菌が入っています。驚異的なことにその細菌の種類は赤ちゃんの成長に合わせて変化していくとのこと!
# そして母乳の中には乳児が消化できないオリゴ糖が入っています。なぜ消化できないオリゴ糖が入っているのかといえば、腸内細菌ビフィズス菌のエサにするためなのです。以上はすべて親と同じ腸内フローラを乳児が持つために進化の上で獲得した作用なのでしょう。
# 乳児は指をしゃぶったり、周辺のものを何でも口にいれたりしますが、あれは自分の周りの細菌を取り込んでいると指摘されています。それで腸内フローラが豊かになるのです。人によってはそこら中にコレラ菌やペスト菌がウヨウヨいるように勘違いして身の回りの消毒に熱心な人もいますが私たちの日常身の回りの細菌は少々摂ってもどうということはありません。ヒトの赤ん坊は今と比べてはるかに不衛生な原始時代からそのようにして育ってきたのですから。
#「衛生仮説」という言葉があります。環境が衛生的になればなるほどアレルギー疾患が増えるという考え方です。戦後間もない頃の日本にはアレルギーはほとんどありませんでした。細菌を嫌って、清潔に清潔にということで日常生活がどんどん清潔になっていくにつれてアレルギーは増えました。
# 私の同世代の方々はよくご存じと思いますが学童だった頃寄生虫駆除が盛んにおこなわれていました。そして完全に駆除されたころからアレルギーというものが社会問題になりました。それは決して偶然ではありません。寄生虫駆除をした頃は寄生虫がいなくなったらどうなるか?当時の科学は何も知らなかったのに駆除をしてしまったようですね。
〔次回に続く〕
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老々介護記11――健康な食事 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/06/22(Sun) 10:45
家内の食事はすべて私が作っています。健康に生きるための食事は今の時代では「腸内フローラ」が重要視されているので私もその路線でやっています。腸内フローラについて説明いたします。
#腸内フローラとは腸内細菌のことです。 細菌でもアホとカシコがいるのは確かです。例えばコレラ菌は折角自分たちが取り付いた宿主を殺してしまうのです。まさにアホ丸出しな細菌です。
# それに対して賢い細菌もちゃんと存在します。賢い細菌は自分の取り付いた宿主から栄養分をいただく代わりに宿主が健康で長生きするようなような栄養成分を与えます。宿主が健康で長生きすれば当然その賢い細菌の生存に有利になります。腸内フローラで言う「善玉菌」です。普通に考えればそんな賢い細菌が存在していて当然でしょう。というよりコレラ菌のようなアホ細菌が現代までよく存続していたと思います。
# その昔、細菌学は有害なバイキンをたくさん発見してくれました。それ以来細菌といえばバイキンで「人類の敵」扱いでした。20世紀の時代は有益な細菌がいくらでも存在していることなど全く無知でした。そして当時は食物繊維は全く消化吸収されないものとされていました。ところが現在では食物繊維は善玉菌の貴重なエサで、食物繊維から人体にとってなくてはならない物質を細菌が作ってくれていることが判明しました。
# 草食動物は消化管内の細菌が草から色んな栄養分を作ってくれてそれを吸収して生きています。例えば牛は草しか食べないのに筋肉隆々の体を持っているのは消化管の細菌のお陰です。シロアリは消化管に木の繊維を分解してくれる細菌を持っているので木を食べて暮らしていけるのです。これらの動物は細菌がいないと生きていけないのです。人間も同様に人体に必要な種々の物質を腸内細菌に作ってもらっていたのでした。20世紀の科学はそんなことを知らなかっただけでした。
# 腸内細菌は生まれたときから宿主の腸内にいるわけではなく、多くの草食動物やシロアリの子は親の糞を食べることで親の持っている細菌を相続するのだそうです。
# 人間の場合はどうするのか?赤ん坊は頭から産まれてきます。そして顔の向きは肛門側を向いていますし、赤ちゃんの出てくるところは肛門に隣接しています。しかも出産のときに母体から分泌されるホルモンは子宮と同時に直腸を収縮させます。そのため母体から出てきた赤ちゃんのすぐ目の前には肛門があって、直腸が収縮しているわけですから、結果は分かるでしょう。赤ちゃんは出産と同時に母親の腸内フローラを摂取するようになっているのです。
# 別に帝王切開で生まれた赤ちゃんもちゃんと育っています。でも研究によれば色んな面で自然分娩で生まれた子供より健康面で不利な点があるそうです。
〔腸内フローラの話は次回に続きます〕
[897]
まあちゃん、ありがとう 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/06/21(Sat) 05:12
まぁちゃん、励ましの書き込みどうもありがとうございます。
今午前5時、家内の朝の尿吸収パッドの取り換えをしたところです。
寝る前にパッドを2枚紙オムツに仕込んでおくので夜間はオムツ替えせずに済んでいますが、私が起床する5時前にパッドを替えてやることにしています。
やはり不快なようなのでそういう習慣にしています。
住所変更させていただきます。ところで驚いたことにうちの家内も名前が「昌代」なのですよ!
合一会会員の方でもご本人やご家族が脳梗塞になられた方がおられるかもしれないという思いもあって、私の介護のことを書かせていただきました。
そうでない方にも関心を持って読んでいただけて良かったです。またよろしくお願いいたします。
[896]
引越しました 投稿者:
上田安田昌代 日時:2025/06/20(Fri) 17:38
石田さんが在学中に在籍した後輩sopまぁちゃんです。
石田さん!いつも『合一会だより』ありがとうございます。老々介護の中でも新たな学びや気づきを喜ぶ日々や、お連れ合いの姿に対する愛あふれる眼差しを読ませて頂き、温かい気持ちに包まれています。ありがとうございます。
4月に引越しましたので、本日振込票に新住所記入して会費と僅かな寄付とを振込ませて頂きました!
お手数おかけしますが住所変更よろしくお願いします。
急に暑くなりましたので、くれぐれもお元気でお過ごし下さい! まぁ
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老々介護記10――日本の福祉 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/06/14(Sat) 10:59
# 家内の介護をすることになってから実感として日本の介護福祉サービスも進歩したものと思います。私の若い頃はスウェーデンの高福祉社会についてよく紹介されていてその当時の私は関心を持って関連書物を読み日本との大きな格差にため息をついていました。それから40〜50年経った日本で実際に妻の介護をしていてわが国の福祉も進歩したものと実感しています。
# 以前は特別養護老人ホームに入所したくてもとても長い期間待たなければならないと言われていました。それが最近では半年も待てば入れるという話も聞いたことがあります。それはうちの妻と同様在宅で介護サービスを受けて暮らしていく人が増えたためとのこと。
# 住み慣れた自宅を離れて福祉施設に入るなどということはイヤだと思う人も多いでしょう。毎日の生活も施設の規則に則って規制されます。特に妻の場合は第一に食事です。本人は糖尿病ですのでかなりつまらない食事にされてしまうかもしれません。
# 私は老々介護を始めて妻の食事については糖尿病であることも含めて腸内フローラのことも重視して勉強しつつ毎日の食事メニューを組み立てています。腸内フローラについてはだいたい20世紀の頃は全く考慮されていませんでした。細菌とは”バイキン"で人間に害をなすものでしかないという認識が支配的でした。食物繊維は食べても整腸作用はあってもそのまま排出されるものとされていました。
# 21世紀になると腸内フローラの働きが大きく認められ、健康思考は革命的に変わってしまいました。20世紀の健康思考は腸内細菌の大きな働きについてほとんど何も考慮に入れていなかった部分についてはもう過去のものとなってしまっています。私も妻の介護で食事メニューを考えるにあたって腸内フローラの最新の考えを取り入れています。そのことはまた次回以降お話しますのでね。
[894]
老々介護記9――長嶋さん 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/06/07(Sat) 10:42
# 前回までで家内の受けている介護サービスについて一通り説明しました。
ところで先日プロ野球の長嶋さんが亡くなられたことでテレビではそのことが大きく取り上げられていましたね。長嶋さんは68歳の2004年に、私の妻(当時70歳)と同様に脳梗塞発作が起こり、右半身麻痺と言語障害となられました。
長嶋さんの場合は心房細動の病気をお持ちで、そのため心房内に血液が停滞して「血栓」が作られやすくなっていたのです。この血栓が血流に乗って脳まで流れて脳血管に詰まり脳梗塞になってしまいました。ですから元々心臓の病気が原因で脳梗塞になられたということです。
# 長嶋さんがすごいのは脳梗塞後のリハビリに打ち込む執念でしょう。
発症した当時主治医が「寝たきりも覚悟してください」と家族に告げたというが、長嶋さんは発症後1週間で立ち上がると2週間目には介助されながらもベッドの周りを歩きだしすぐにリハビリを開始したとのことでした。その後もハードなリハビリを続けられました。
# 長嶋さんは自身のリハビリに励む様子をテレビ番組などで公表してきました。おかげで脳梗塞患者さんたちは何としても障害を克服しようというその姿に勇気づけられたのです。
実際に脳梗塞で歩けなくなった患者が長嶋さんのその姿を見てリハビリに励むように背中を押されたというニュースを見たことがあります。
# 脳梗塞で生じた障害がすべてリハビリによって程度の大小はあっても回復するかどうかは私もよく分かりません。
私の家内は今は歩けない状態ですが、週2回の通所リハビリと週1回の訪問リハビリを受けて歩行訓練を続けています。担当している理学療養士は必ず歩けるようになると家内を励まして訓練を続けてくれています。
毎日の課題とされている筋トレを家内がするように私も色々と働きかけしている毎日です。家内が歩行器ででも歩けるようになったら本人の可能性も大きく開けます。私の介護の苦労も大いに軽減されるでしょう。大いに期待をして妻の介護と筋トレ補助をして暮らしているのです。
# 長嶋さんは日本野球界の輝く星として大スターであり続けましたが、脳梗塞で障害者となられてからのその姿は、日々地道にリハビリに励む人々にとってはまた違った意味で偉大な存在だったという風に感じます。長嶋さんと同じように脳梗塞による障害持っている妻を介護する身として私もそう思います。
[893]
老々介護記8――訪問診療 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/05/31(Sat) 06:02
#「訪問診療」とは定期的に一人の担当医師(内科)が自宅を訪問して診察してくれることです。うちの場合は毎月第1・第3木曜の午前10時頃に医師が看護師を連れて訪問してくれます。毎月の最初の訪問日に血液検査の採血をしてくれてその月分の薬の処方箋も交付してくれます。そして毎月の二度目の訪問日に血液検査結果を知らせてくれて健康状態の説明をしてくれます。
#〔とてもサービスが良かったこと@〕家内の足爪が巻き爪となって炎症を起こしていたので担当医師は皮膚科医を往診で来てくれるように手配してくれました。
#〔とてもサービスが良かったことA〕妻が朝に迎えの車に乗って通所リハビリに行ったところ発熱しているということですぐに家へ帰されてきました。そのことは通所リハビリの担当者がケアマネに連絡してくれていました。ケアマネはすぐに訪問診療施設に電話を入れてくれてその日の午後1時には訪問診療の担当医師が看護師を連れて往診に来てくれました。その後も二日続けて朝に訪問診療に来てくれて点滴をして治療してくれました。
#上記の通り訪問診療は臨機応変に対応してくれて至れり尽くせりの対応をしてくれました。利用者としてとてもありがたいと思っております。
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老々介護記7――訪問看護 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/05/24(Sat) 05:48
# 「訪問看護」というのは看護師さんが訪問してくれて健康管理をしてくれるサービスです。うちは火曜と金曜の週2回来てもらっています。理由は後に記しますが大いに有難いです。
#うちでは二人の看護師さんがそれぞれ一日ずつ担当してくれています。その理由は看護の視点が看護師によって幾分かは違うので二人の看護師が担当した方が幅広い分野の看護が受けられるだろうという考えでです。そしてうちは両方とも看護「婦」さんで、一般的にみると大抵は看護婦さんがされていると思います。
# 内容ですがまずルーチンの健康チェックです。血圧・脈拍・体温、それに聴診器を胸と腸にあてて肺と腸の活動チェック。
# 実際のところ上記健康チェック以外のことがメインでうちでは入浴介護をしてもらっています。障害者の入浴介護は結構大変ですのでこれは大助かりです。入浴といっても家内は歩行困難ですのでシャワーです。
# 訪問先によっては車イスの散歩をしてくれたりするそうです。他に話し相手になることも大切な仕事です。というわけでわが家では「訪問看護」というのは健康チェック以外の入浴介護を大いに期待しています。多分他の利用者も健康チェック以外を期待していると思います。
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老々介護記6――通所リハビリ 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/05/17(Sat) 10:51
# 今回からケアマネが作成してくれた「週間サービス計画表」に基づいて妻の受けている介護サービスについて説明していきます。ちなみに妻の受けている「週間サービス」は(月)通所リハビリ、(火)訪問看護、(水)通所リハビリ、(木)訪問医療と訪問リハビリ、(金)訪問看護です。
今回は「通所リハビリ」の説明をします。
# 通所リハビリは家内が車イスに乗ったまま乗車できるワンボックスカーが送迎してくれます。家内の場合は迎えに来るのは午前9時半過ぎで、送り返してくれるのは午後3時を回った時分です。介護している家族から見たら6時間近く預かってもらえるわけで本当に有難いです。そしてリハビリ以外に昼食サービス・入浴サービスもしてくれます。
# 通所リハビリは「デイサービス」と似た感じですが専門の理学療養士が機能回復訓練をしてくれるのが違いです。それとデイサービスでは幼稚園の「お遊戯」みたいなことをして時間をつぶすことが多くてそれを嫌がってデイサービスに行きたがらない老人もそこそこいました。
私が見学に行ったことのあるデイサービスではカラオケの時間もあって、歌いたい人は頑張って歌っているが、歌いたくない人は手持ち無沙汰でボーっとしているという情景も見たことがあります。
# 通所リハビリ施設では何種類かの筋トレマシンが設置されています。また歩行訓練用の平行棒もあります。妻の場合は脳梗塞で損なった機能の回復訓練を指導してもらっていて今受けているリハビリは歩行器を使って歩けるようになる機能訓練です。
# 妻の現状はベッドからリビングルームの椅子までわずか2メートルほどの距離にも車イスに乗って移動しております。
〔ベッド⇒車イス⇒リビング椅子〕といちいち車イス移乗に介護の手間がかかりますが、それを
〔ベッド⇒歩行器⇒リビング椅子〕とすればかなり私の介助手間が省けます。
来週からは介護レンタルの歩行器が家に来ます。待ち焦がれています。
[890]
老々介護記5――前記以外の介護サービス 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/05/10(Sat) 05:36
前回は週間サービスの内容を列挙しましたがそれ以外で受けているサービスも書いておきます。どれも介護保険利用して1割負担で安価にサービスを受けられます。
この件は写真がないと説明しにくいので “合一会トークルーム” の方に記載しますのでそちらをご覧になってください。
[889]
老々介護記4――介護サービス 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/05/03(Sat) 05:56
*“主婦ネタ”になりますが今回の本題に入る前に前回の書き洩らしを少し。脳梗塞予防に青魚を食べることが良いことを述べました。缶詰以外でもスーパーの総菜売り場でも調理した青魚はよく売られています。「サバの塩焼き」「骨ごと食べられる圧力鍋調理のサバ煮つけ」「イワシの煮つけ」などなど。特にサバですがノルウェー産冷凍ものを使ったものなら脂が乗っていてかなり美味しいのではと思っております。
*総菜ではお馴染みの「アジフライ」について。家の近所ではスーパーのイズミヤとライフで「身厚でフックラのアジフライ」と称してその通りの美味しいものを定番商品にしています。つまらないスーパーでは薄くて衣がバリバリのショボいアジフライをよく見かけますがあのようなものではなく本当に美味なものが売られているスーパーもありますので注意してください。しかも値段百円台で。
《以下からは介護ネタになります》
#私が家内を一人で介護していますが、もちろん介護保険のサービスを受けています。家内は「要介護5」の最高ランクです。家内が脳梗塞発作で半年ほど入院している間に介護認定を受けてケアマネ(ケアマネージャー)と相談して介護サービスの準備を整えてから3月25日に退院した家内を家に迎えました。
#誰しも初心者は介護サービスなどどのようなものがあるのか何も分かりません。ですからケアマネが介護する家族の状況と希望を聞いて「週間サービス計画表」というものを作ってくれました。(月)〜(金)の介護サービスなのですが詳しいことは次回以降に書くので今回は簡単な説明だけ付けて列挙しておきます。
月曜…通所リハビリ。これは以前からあった“デイサービス”の変化形です。車イスに乗ったままでの送迎付きで6時間ほど本人を預かってもらえます。昼食と入浴サービス付き。
火曜…訪問看護。看護婦さんが家まで来てくれて日常の健康管理に関することに対処してくれます。
水曜…通所リハビリ(月曜と同じ内容)
木曜…@訪問リハビリ。理学療養士が家まで来てくれてそれぞれの家屋事情に合った日常生活リハビリをしてくれます。週2度の通所リハビリと連動して対処してくれています。
A第二・第四木曜は医師の往診があって、その際に健康状態のチェックがあり、薬の処方箋も出してくれます。
金曜…訪問看護(火曜と同じ内容)。
上記の通りウィークデーにサービスを受けて土日と祝日や年末年始はサービス休みです。
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老々介護記3――私の脳ドック結果の場合 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/04/26(Sat) 06:44
* 家内が脳梗塞で入院し退院後は私が一人で老々介護をすることになると思った時点で「私の方は脳梗塞大丈夫なのか?」と思いました。それで私も脳ドックを受けることにしました。私にも脳梗塞発作が起これば妻の介護など出来ないからです。私の受けた脳ドックでは医師の説明もセットでついていました。そして脳ドック当日にMRI検査等を終えてから医師から「小さな脳梗塞も見つからなかった」という説明を受けました。
* 結果を聞いて私は内心「やはり!」と思いました。私には持病がなかった上に10年ほど前から脳梗塞対策で毎日イワシの缶詰を1缶汁ごと摂っていたからでした。脳梗塞に関する健康本やネット記事を見れば必ずと言ってよいほど脳梗塞予防に青魚を食べるよう勧めてあります。この自分自身の経験で「青魚(イワシやサバ、サンマ、アジなど)は脳梗塞予防に効果ある!」ということに確信を持ちました。イワシ缶はスーパーの安売りでは一缶99円で売っているので買いだめしています。安価な上に長期間日持ちするし缶を開ければ即食べられます。背骨や皮ごと食べるのでプラスアルファの健康効果も期待できます。
* 他に納豆も毎日2パックを食べています。納豆にはナットウキナーゼという酵素が含まれていて血栓を溶かす作用があると言われていますが、どの程度効果があるかは未知数と思っております。どちらかと言えば納豆は発酵食品でもあり抜群の健康食という意味で食べております。
* 家内が退院後にこれまでと同じような食生活を続けていれば同じように再度脳梗塞発作を起こし、更に身体の障害が増えることは目に見えています。次は半身不随になるかもしれません。家内は脳梗塞発作を起こすまでイワシ缶など「青魚は臭い」という先入観を持っていて食べようとしませんでした。納豆も一時食べていましたが飽きてしまってそれもやめていました。
しかし家内もこのような事態になったのですから退院後は私の勧めもあって毎日イワシ缶1缶と納豆1パックは進んで食べる習慣となっています。イワシ缶は食べず嫌いだったようで今は「美味しい」と言って積極的に食べています。
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老々介護記2――脳ドックの問題点 投稿者:
石田事務局長(77年卒) 日時:2025/04/19(Sat) 06:32
*前回の書き込みでは脳梗塞によって家内の失った機能について書きました。ちなみに脳梗塞とは脳動脈が血栓で閉塞したために血液が行かなくなった脳の部位が壊死することです。するとその部位が関与していた機能が失われます。先にも述べましたが家内の失った機能の主なものは次の通り
@歩けなくなった A目が見えにくくなり印刷物など読めなくなった B排尿管理が全く出来なくなった
妻の場合は以上の通りですが人によっては他に色んな症状が出ていることと思います。いずれにせよ健常者なら絶対に自分の身に起こってほしくない事態が脳梗塞発作で起こります。それで安心のために【脳ドック】を受ける人も多いのではないでしょうか。
*実は妻も発症する何年か前に【脳ドック】を受けていました。その際症状の出ない小さな脳梗塞がいくつか見つかっていたのです。このような脳梗塞は「隠れ脳梗塞」とも「無症候性脳梗塞」、「一過性脳梗塞」とも呼ばれます。40代で4分の1の人が持ち、50代で3分の1の人が、60代で2分の1が、そして70代になるとほとんど全員だと書かれた本もありました。
*MRIにはっきり「微小な」梗塞が映っていても「こういうことはよくあるんです」と言う医師も珍しくないようです。家内の場合も脳ドックの際に医師からは今後起こるかもしれない脳梗塞発作については何ら聞いていなかったようで何の不安も持っていなかった。しかしこのような「小さな脳梗塞」経験者の20〜40%が後に本格発作を起こすそうです。ということは大体3分の1前後の人は、最悪の場合死ぬとか半身不随となる脳梗塞を起こしてしまうことになります。
*特に注意すべきは高血圧・糖尿病・脂質異常・高尿酸血症・メタボの生活習慣病や慢性腎障害の人、それに愛煙家に大量飲酒者。このような人は普通の人より脳梗塞を起こしやすく、脳ドックで小さな脳梗塞が見つかった時点で完全に黄信号です!
* 妻の場合は糖尿病でした。糖尿病があるとない人に比べて2〜4倍も脳梗塞が起こりやすいのです!これまで通りの食生活をはじめとする生活習慣を続けていたら高い確率で脳梗塞発作を起こすはずでした。それなのに脳ドックの結果を説明する医者は何の指導もしなかった!
*医者から何の警告も受けなければ、「小さな脳梗塞」で何の自覚症状もなければ患者は「脳梗塞ってこんなもの」と油断するでしょう。
しかし今時点で「小さな」脳梗塞が発生しているのなら、更に年齢が高くなると「より大きな」脳梗塞が生まれることになるのではと、常識的に考えないでしょうか?
小さな脳梗塞でも放置しておけばその小さな脳梗塞が今後ドンドン増えていくと推測出来ますが「そうなるとマズイ」とは考えないのでしょうか?
それが糖尿病患者ならばなおさらで「絶対ヤバイ!」と思うべきです。しかし人間は自分に不利なことは考えたくないと思いがちです。それでこの時点で脳ドックの結果を説明する医者が注意を与えないといけないはずでした。
* 上記の通りでしたので【脳ドック】を受ける方、ないしは受けた方はその点を注意していただきたいのです。妻の事例の反省からそう思います。